HOME > 目的別保険相談 > 先日の大雨でドアの隙間から雨水が入り込み、家の中が濡れてしまいました。火災保険から補償してもらえる?
先日の大雨でドアの隙間から雨水が入り込み、家の中が濡れてしまいました。この場合、火災保険から補償してもらえるのでしょうか。
雨水が吹き込んで、火災保険の対象に損害が生じた場合、火災保険の「水濡れ」なら補償されると思われるかもしれません。
しかし、「水濡れ」は給排水設備に生じた事故や、被保険者以外の人が占有する戸室で生じた事故による漏水・放水・溢水による水濡れ損害が対象です。
そのため、雨水が吹き込んで生じた損害は「水濡れ」の補償対象外になります。
続いて、雨水が入り込んだ理由から考えてみましょう。雨水が入り込んだ原因が
「強風や突風によりドアが壊れた」
「強風で飛ばされてきた木の枝などが窓ガラスやドアに当たり、建物が壊れた」
という場合には、火災保険の「風災」で補償してもらえる可能性があります。
その一方で、
「ドアを閉め忘れたために雨が吹き込んでしまった」
「腐食やカビ、さびなどの老朽化や劣化によって生じた隙間から雨水が入り込んだ」
などの場合は火災保険の補償の対象になりません。
なお、保険金の支払いについては、損害が生じた原因や状況をもとに、保険会社が決定します。
保険金の請求にあたっては、不明な点を保険会社に相談しながら手続きを進めていきましょう。
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