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自動車保険の対物賠償保険の補償範囲について教えてください。

【ご相談事例】

自動車保険の対物賠償保険の補償範囲について教えてください。

【ご回答】

「対物賠償保険」は自動車事故で他人の車やモノなどの損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。

補償の対象はあくまでも「他人の車やモノ」ですので、「車庫入れの際に自宅の車庫にぶつけてしまった...」「駐車場で奥さんが所有するセカンドカーにぶつけてしまった...」など、自分や家族が所有する車やモノに与えた損害は補償されないのが一般的です。

「対物賠償保険」の補償範囲をこまかくみると、事故によって発生する「直接損害」と「間接損害」があります。

「直接損害」は自動車事故で発生した損害で、「壊れた相手の自動車や家屋、ガードレール、レッカー代」などの損害です。

一方の「間接損害」は事故によって失ってしまった利益のことで、「事故で休まなくてはならなくなったお店の休業損害」「バスやトラックなどが事故で動かせなくなったため、得られなくなった利益」などが該当します。

間接損害は想像以上に高額になるばかりか、高級車と接触を起こせば修理代は高額になります。

対物賠償保険の契約時には、こうしたことも考慮したうえで保険金額を決めるといいでしょう。

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